WANIMAって明るく前向きな歌で元気出るけど、ふと歌詞が気になって。
THANXを聴いていた時に、アレ?これって死んだ彼女に宛てた歌なのかな。
歌詞から誰のことを歌っているのか、PVも見ながらWANIMAの歌詞を検証していくことにしましょう。
THANXの曲中にKENTAが拝んでいるのは誰?
WANIMAのヒット曲THANXの中で、KENTAが
「雲の上のあいつも笑う、記念日には花を添えて」と拝んでいるところ、誰に手を合わせているのかが気になって調べてみました。
WANIMAの「THANX」は、まだライブハウスで売れなかった頃に作られた曲。
この歌詞元となる人は、ボーカルKENTA(本名:松本健太)の母とされています。
記憶性障害で壊れてしまった母を想い、まず作られたのが「マザー」という曲。
インディーズ時代によく歌われていて、現在は封印されていますが
今のWANIMAでは考えられないほど暗い曲だったようです。
KENTAの母親が亡くなって、作られた曲が数曲ありますが「THANX」もそのうちのひとつ。
死を受け入れられなくて、もがいて苦しんでやっと気持ちの整理がついて
また会える、離れるのは距離だけと雲の上で僕のライブを見ていてくださいと
手を合わせ祈りながら歌う、THANX。めちゃめちゃ明るく歌っていますが、実は深いです。
1106は祖父に向けた歌、4時49分とは
こちらは有名な話ですが、WANIMAの「1106」は漁師をしていた祖父へ向けて歌った歌。
このタイトル、1106とは11月6日つまり祖父の命日
4時49分 ありふれた景色が変わった という歌詞は、祖父が亡くなった時間だと推測します。
そんな悲しみを全く感じさせない明るい楽曲の仕上がりですが
懐かしさを込めて作られたのかな、とも思います。
昔ながらのお菓子が好きで いつもの席縁側へ 日が差すタバコの煙
そんなかわいらしいおじいちゃんの懐かしい姿が浮かんできます。
残された者にできることは、WANIMAは歌に乗せて皆に届けること
WANIMAの曲、何曲か聴いているうちに
KENTAがこれまで亡くしたり離れたりして去っていった人のことを想いながらも前に進む姿を感じます。
どれだけ過去が辛くて暗くても 昨日よりも不安な明日が増えても 悩んだり泣いたりする今日も 進め君らしく 心踊る方 ーともにー
この歌詞の中でもまだ気持ちの整理をつけようとしているのがわかりますね
満面の笑顔からは想像もつかない辛い過去を持つKENTAですが
残されたものは前を向いて生きていこうぜ!というリーダーシップを感じます。
ちょうど、WANIMAがデビューしたのが2015年。翌年の2016年4月には、地元の熊本が震災に遭います。
1106で出てくる祖父が亡くなり、最愛の母を亡くし、震災でも多くの友人が被害に遭われたことと思います。
そんな中でも自分たちWANIMAはチャンスをもらって、皆の勇気になる歌を歌い続けようという想いが
底抜けに明るい歌声と元気のよいギターとドラムの音から伝わってきます。
今でこそエロかっこいいと言われるWANIMAの「ワンチャン」という言葉も
機会があれば一発、、という意味合いもありますが(笑)
一瞬一瞬が一度きりだから後悔をチャンスに変えて精一杯ベストを尽くそう、という至って真面目な由来なのです。
後悔してもまた起き上がって次行けるぐらいに生きていくためのリーダーであるために
WANIMAは今日もライブをー、開ー催ーしまーす!
やってみようはダメ押しの応援歌
WANIMAを知ったのが2017年シングルリリースした「やってみよう」というかたも多いと思いますが
何でこんなに底抜けにポジティブシンキングなんだろう、病んでる時に聴いたら余計に辛いよな、、と思ったこともあります。はい。
やっぱり、最初の一歩を踏み出せない若者いやすべての人に対して
全力で背中を押しに回っている歌と言えますね。
これまでの悲しみは今までの曲の中で歌っているので、これはすべて吹っ切れて次いこうぜ!という意気込みを感じます。
この曲聴いたら、どんな険しい道も全力で駆け抜けられる気がして走りたくなっちゃいます(笑)
立ち止まらずに進んでいけば、必ず道は開けるとWANIMAは教えてくれます
この夏も各地のフェスでWANIMAに会えることでしょう。
アツいライブでスカッと弾けて大声出して、また明日から頑張れそう。
歌詞も聴き取りやすいから一緒に歌いやすいのでいいですね。
WANIMAの曲を聴いた人がそれぞれに解釈して
心に留めて勇気を出せるきっかけになればいいなと思います。
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